我が家で最も重要な子育てアイテムと言っても過言ではない絵本。
0歳から始めた読み聞かせは1歳で完全に習慣化し、毎日毎日欠かさず読み聞かせをしてきました。
沢山の素敵な絵本との出会いがありましたが、今回はその中でも特にお気に入りだった1歳の買ってよかった/借りてよかった絵本20冊をご紹介します!
これまで500冊以上読んできた絵本の中から、暗記するほど繰り返し読み、穴があくほど眺めた厳選コレクションです!
1歳のこどもにどんな本を選べばよいか迷っている方へ、お子さんが気に入る一冊がきっと見つかるはず!ぜひ最後まで見ていってください!
1歳絵本選びのポイント
大前提としては本人が興味を持ったものを読むのが一番!
1歳後半頃からは定期的に図書館でも本を借りるようになり、娘も気に入ったものを自分で選んでくるようになったので、基本的には本人のチョイスを尊重するようにしていました。
それに加えて、今思えば意識していたかなと思うこと、そして気に入って読んでいた本の傾向を思い出し、我が家の1歳絵本選びのポイントをまとめてみました!
表紙へのときめきを大切に
イラストが可愛い・構図が面白い・インパクトがある等々、表紙に何か魅かれるものがある場合はとりあえず読んでみる!
もちろん中身も見ますが、表紙のイラストが気に入れば中の絵ももれなく好きですし、表紙きっかけに手に取った本は結局気に入ることが多かったです。
ジャケ買いならぬ表紙買いで、親もこどもも直観を信じてみるのがおすすめ!
文章は短めでテンポよく
いくら絵が魅力的でも1歳児に長い時間の集中は難しいので、文章は短く簡潔に読めるものを。
リズムよく読み進められる文章だと、お互いに楽しく読み聞かせが出来て最高です!
気に入ると何度も繰り返すことになるので、大人側もストレスなく読めるのは大事!
1歳後半には少しずつ話し始めるようになったので、短くてもストーリーのあるもので、しっかり文章として聴かせることを意識していました。
実生活とリンクする内容を
車に興味を持ち始めたら車を題材にした本を読んでみたり、その時に好きなものやブームを尊重し、絵本の内容が実生活とつながるものをよく選んでいました。
食べる・寝る・歯磨き等の生活習慣も少しずつ身に付けていきたい頃なので、絵本を通して自然に取り入れられるように。「〇〇もやってるからやってみよう!」と声掛けするとスムーズにいくことも多々あり、絵本が最高の教科書でした!
あとは誕生日前に誕生日の本、動物園に行く前後に動物が出てくる本等など、特別なイベントやおでかけにつながる内容も絵本のインプットがあると断然楽しめる!
四季を楽しむことも大切にしたかったので、季節を感じられる内容も積極的に取り入れていました!
おまけ:素材が丈夫ならなお良し!
1歳だとまだ力の加減が分からず本を破いてしまったりということもあり、丈夫な紙で出来ていると安心!
内容重視で絶対ではないですが、ハラハラせずに読めるのでかなりポイント高いです!
1歳のおすすめ絵本厳選20冊
それでは、これまで500冊以上読んできた絵本の中から厳選した、1歳のおすすめ絵本20冊をご紹介します!
説明・感想に加え、それぞれの本について「表紙へのときめき」 「文章のテンポ」 「実生活とのリンク」(+あれば「紙の丈夫さ」)の項目でランク付けしてみました。
あくまでも私の主観によるものですが、ご参考までに!
あついあつい
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
黄色い背景にちょこんと描かれた、汗をかきかき歩いているペンギンが可愛い!
暑くてたまらないペンギンが、日陰を求めて色々な動物の影に入ろうとするも自分も暑いからと断られ続ける、、というお話。
他の動物たちも暑さにヘトヘトになっている様子が個性豊かに描かれていて、動物好きなそりゃ動物たちだって暑いよね…となんだか親しみが持てて面白いです。
最後は皆でどぼんと海に飛び込み、生き生きとした表情にこちらまで爽快な気分に。夏にぴったりの一冊です!
うごきません
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
じっとこちらを見るハシビロコウが気にならずにはいられない表紙の絵本。
カラフルでインパクトのある生き物が次々現れ、娘もよく眺めて笑っていました。
ハシビロコウが動くかを検証するためにありえない動物が沢山出てくるので、動物を覚えるのには向いていませんが、ユニークなイラストに目が釘付け!
文章はやや長めですがテンポがいいので、緩急をつけて読むとそれほど長くは感じないと思います。
ハシビロコウのいる動物園に行く前後に読むと、謎の深い生き物に親しみが持てておすすめです!
うさこちゃんのたんじょうび
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
表紙には、いつもよりおめかしした花柄ワンピースが可愛いうさこちゃん。
うさこちゃんシリーズは沢山読みましたが、登場人物が多く賑やかなこちらが大のお気に入りでした。
誕生日前後に読んで、「誕生日=楽しいもの」を伝えるのにぴったりの一冊です。
ストーリーがしっかりあって、今回紹介する中だと文章はやや長い方。
ですが、一つ一つの絵がはっきりと見やすく、シーンの切り替わりもあるので飽きずに読めると思います!
おべんとうバス
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク | |
紙の丈夫さ |
可愛らしい食べ物のキャラクターと、真っ赤なバスが印象的!
お弁当に入る食べ物たちが名前を呼ばれ、「〇〇ちゃーん」「はーい」とお返事しながらバス=お弁当箱に次々と乗り込みます。
娘はこのやり取りがとても気に入っていたので、食事中グズった時に応用してみると効果抜群!
毎回ではありませんが、食材の名前を読んで声掛けすると機嫌よく食べてくれることも!食べ物なら何でも応用できます。
ページの紙が丈夫なのもポイント高いです!
があちゃん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
生活習慣のインプット | |
紙の丈夫さ |
ピンクのあひる「があちゃん」が可愛すぎる!
お風呂で洗って泡だらけになっているがあちゃんと、あたたまっておもちのようにとろけているがあちゃんのページは、娘も私も両方お気に入りでした。
全体的にリズミカルな文章で、テンポよく歌うように読めるのも楽しい!
アヒルでなくてももしお気に入りのおもちゃがあれば、同じように一緒に入ったり洗ってあげることでお風呂タイムがもっと好きになれるかも。お風呂になかなか入りたがらない時に、気分を盛り上げるのにもおすすめの一冊です。
かんかんかん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク | |
素材の丈夫さ |
表紙とタイトルで電車の本かな?というのは想像できますが、いい意味で期待を裏切られる本!
「かんかんかん」と踏切が閉まってやってくるのは、車や食べ物、おばけ等が乗ったちょっと変わった電車たちです。
黒い背景にコラージュのような手作り感のあるキャラクター達は、絵本というよりアート作品のようで何度読んでも楽しい!
踏切と電車が主役なので、もちろん電車好きの子も興味を持って楽しめると思います!
きゅっきゅっきゅっ
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
表紙にはぺたんと座った真っ赤なぷくぷくほっぺの赤ちゃん。最高に愛らしいです。
赤ちゃんがぬいぐるみのお友達と一緒にスープを飲んでいると、次々こぼしてしまって、、、というお話。
ぬいぐるみがこぼしたスープを拭いてあげたり、自分もママに拭いてもらったり、実際やられたら白目を剥きそうなシチュエーションも終始ほっこりした雰囲気。
戦いになりがちな1歳との食事時間も、この絵本があれば少し穏やかな気持ちになれるかも。。?
座って、エプロンをして、スプーンで口に運んでと、食事のマナーを身につけるのにも役立ちます。
林明子さんの絵本に出てくるこどもは皆本当に可愛くて、こどもが成長してもあの頃の我が子を重ねて、大切に持っておきたくなる一冊です。
きんぎょがにげた
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
ロングセラーの定番絵本ですが、娘もめちゃくちゃハマりました!五味太郎さんの絵本は沢山読みましたが、間違いなく5本の指に入るお気に入り!
逃げた金魚を探す絵探しの本ですが、金魚の隠れ方がかなり秀逸で面白いです。
見つけた時の嬉しそうな顔が最高!一度読んで隠れた場所が分かった後も、得意気に隠れ場所を教えてくれて、何度も繰り返し楽しめました。
隠れ場所は家の中なので、身の回りのものが沢山出て来て言葉のインプットにも効果的でした。
鮮やかで洗練された色使いが美しく、部屋にさりげなく置かれているものも可愛くて、大人が見ても楽しめる名作絵本です!
こいぬのくんくん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
娘が大のお気に入りだった小さな茶色のこいぬ「くんくん」。英語名はスナッフィーですが、日本語にした時の「くんくん」という響きが可愛すぎる!
迷子になってしまった女の子を、自慢の鼻でくんくんして探し出して大活躍するお話です。
しっかりとストーリーがあるのでやや長めなのですが、娘は本当にくんくんが大好きだったので、飽きることなく最後まで楽しそうに聞いていました。
好きなキャラクターがいると絵本の世界がもっと楽しくなるので、推しキャラの存在は重要!ブルーナ氏のキャラクターはどれも魅力的なので、きっとお気に入りが見つかると思います!
こぐまちゃんおはよう
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
大人気のこぐまちゃんシリーズの中で、一番読んだのがこちらの一冊。
こぐまちゃんが「おはよう」と起きて「おやすみ」寝るまでの、様々な日常の出来事を綴った絵本。
食べたり、遊んだり、歯磨きしたりとなんてことない事の連続ですが、どれも全力でやっている様子が可愛くて、我が子のように応援したくなります。
こぐまちゃんの様子を見て、「こぐまちゃんも歯磨きしてるよ!」等と生活習慣をインプットしていくのにもぴったりの一冊です!
こんにちはどうぶつたち
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク | |
紙の丈夫さ |
じっとこちらを見つめるチンパンジーが迫力満点!
文章は「こんにちは〇〇」だけのシンプルなもので、動物たちの顔アップを楽しむ写真集的な絵本です。
あまりの迫力に娘が怖がるかと思いましたが、むしろ興味津々。食い入るように眺めていました。
可愛いイラストの動物もいいですが、動物の名前を覚えたり存在を知ったらするのにはリアルな方がおすすめ。マレーグマやポニー等、いわゆる王道ではない動物が出て来るのも面白いです。
動物園に行ってもこんな距離で見られることはなかなかないので、絵本を通して貴重な体験ができます!
どんどこももんちゃん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク | |
紙の丈夫さ |
桃のような頭におむつ一丁の「ももんちゃん」シリーズの一冊。
ももんちゃんシリーズはどれも好きでしたが、こちらはその中では1番のお気に入り。
「どんどこどんどこ」と急いでいる様子を表すフレーズがテンポよく繰り返され、娘が自分でも声に出して読み始めた本の一つです。
なぜ急いでいるのかは最後で分かるのですが、その理由がまたキュンとするいじらしさ。
こどもにとっては親しみやすく、パパママにとってはに我が子の姿を重ねて愛おしい存在のももんちゃん。ずっと大切にしたくなる一冊です。
どんないろがすき
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
誰もが聴いたことがあるであろう「どんないろがすき」の歌がそのまま絵本になった一冊。
娘は歌いながら読むのが大好きで、リズムに乗りながら喜んで眺めていました。読み聞かせにあまり興味がないというお子さんも、歌いながらだったら聞いてくれるかも?
絵の雰囲気がとても可愛いらしく、カラフルでポップな世界観にこどもも大人も楽しい気分に。
赤・青・黄・緑のものが沢山出てくる他、それ以外の色のクレヨンも出てくるので、色を覚えたり色に親しんだりするのにもぴったりの絵本です。
どうぶつのおかあさん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
リアルで精密なタッチで描かれた動物たちが印象的な絵本。
母親がどのようにこどもを運ぶかが描かれており、親子の関わり方が分かって大人が見ても面白い!
親と子両方が出てくるので、「これが(人間で言うと)〇〇ちゃん、これがママ」と説明しながら読むと、興味津々でよく眺めていました。
薮内正幸さんの描く動物のイラストは本当に生き生きとしていて見応えがあるので、数ある動物絵本の中でもおすすめです!
どのはないちばんすきなはな?
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
赤、白、黄色、紫と色とりどりの鮮やかなお花が沢山出てくる絵本。
絵を描かれているのはマリメッコ社でも活躍されたテキスタイルデザイナーさんだそうで、さすがのセンスの良さです!
はっきりした色使いのカラフルなイラストが魅力的で、娘の大のお気に入りでした。
文章も語呂がよくリズミカルで、絵と相まって明るい気持ちになる絵本です。
抽象化されたイラストもありますが、花が沢山咲く春に読むとより気分が盛り上がっておすすめ!
ねむたいねむたい
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
なかなか寝なくなってきた娘に、早く寝てほしい!という気持ちを込めて呼んだ絵本。
規則正しい睡眠を習慣づけたい頃だったので、寝ることを題材にした絵本は色々読みましたが、その中でもこちらはお気に入り!よく寝る前の読み聞かせ時間に読んでとリクエストされていました。
眠たいなすびの子やかぼちゃの子が出てきて、「ねむたいよー」「ねーたーよー」というゆるいやり取りに癒されます。
愛嬌のあるイラストが可愛らしく、おやすみ前に肩の力を抜いて読みたい一冊です。
バルンくん
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク | |
紙の丈夫さ |
車に興味が出てきた頃にぜひおすすめしたいのが、こちらの「バルンくん」。
しっかり車感を残しつつ、なんとも言えない表情のバルンくんが愛嬌があってクセになります。
娘はバルンくんの「バルンバルン」という響きが好きで、良く声を出して笑っていました。
内容はバルンくんがレース会場に行き、他の車と一緒にレースをするお話。
かっこよくて味のある車が沢山出てくるので、ストーリーというより色々な車を見て楽しむのがおすすめです。
フルーツめしあがれ
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
リアルなフルーツのイラストが色鮮やかでみずみずしくて本当に美味しそう!
”視覚デザインのえほん”と言うだけに、見ているだけで幸せな気分になる一冊です。
文章も語呂が良く、「ぽんぽんぷぷぷ」等何度も口に出して言いたくなる言葉が沢山出てきて楽しい!
全てのフルーツが勢ぞろいする最後の豪華なページには、娘も目をキラキラさせて嬉しそうに眺めていました。
果物は旬でないとなかなか実物が見られなかったりするので、リアルなイラストの絵本で見るのはおすすめです!
ぺんぎんたいそう
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
タイトル通り、ペンギンの親子が元気よく体操をする絵本。
とにかくペンギンが可愛い!黄色のバックにペンギンだけというシンプルな構図もおしゃれです。
出てくる動きは息を吸ったり吐いたり、くびを伸ばして縮めたり、準備体操的な簡単に出来る動きばかり。
なので、こどもと一緒に体を動かしながら盛り上がれる一冊です。
ルルちゃんのくつした
表紙へのときめき | |
文章のテンポ | |
実生活とのリンク |
お昼寝後に靴下をなくしてしまい、どこいったかなと色々考えるルルちゃんの話。
せなけいこさんのあーんあんの絵本は他にも読みましたが、これが一番のお気に入り。何度も繰り返し読んだので、ついに自分で音読を始めた時には驚きました。
うさぎの耳カバーやぞうさんのマスクなど、なくした靴下の意外な使い道を想像するいうルルちゃんの発想が可愛らしいです。
日々の習慣づけとして、”靴下がなくなってしまうので脱ぎっぱなしにしない”ことを伝えるのにも効果的な一冊。
ルルちゃんは他の絵本にもたびたび登場し、成長している姿が見られるのも一つの楽しみです!
おわりに
1歳のおすすめ絵本20冊、お子さん&パパママのお気に入りは見つかりましたでしょうか?
絵本を一つ一つ振り返りながら、1歳の時の娘が笑ってくれたり新鮮な反応をしてくれるのが嬉しくて、何度も何度も繰り返し読んだことを思い出し懐かしくなりました。
ご紹介した絵本を通して、お子さんとの素敵な時間や思い出が沢山増えることを願っています!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
コメント