子連れ那須旅行に行った際に、2歳娘(当時2歳10ヶ月)と藤城清治美術館に行ってきました!
娘はこれが本格的な美術館デビュー!私も初めて行ったので子連れ訪問は少々心配でしたが、こどもも大人も楽しめる本当に素敵な場所でした。
同じく子連れで藤城清治美術館に行くことを計画している方に、一体どんな場所だったのか、こどもとどのように楽しめるのかを全力でお伝えします!
- 子連れで藤城清治美術館への訪問を検討している方
- 2歳前後、3歳以下のこどもと藤城清治美術館を楽しめるか知りたい方
- 藤城清治美術館のリアルな口コミが知りたい方
藤城清治美術館はどんな場所?
芸術作家・藤城清治さんの制作活動の集大成として、2013年6月15日にオープンした劇場型美術館。
那須の豊かな自然に囲まれた空間で、藤城先生の作品を存分に楽しむことができます。
基本情報
住所 | 栃木県那須郡那須町湯本203 |
アクセス | 【車】 那須ICから約11km、黒磯板室ICより約20km 【公共交通機関】 那須塩原駅→路線バス「那須湯本方面」または「那須ロープウェイ」行乗車→「一軒茶屋」下車徒歩約20分 |
料金 | 【一般(高校生から)】2,000円 【中学生以下(3歳以上)】1,300円 【100歳以上】 1,300円 |
営業時間 | 9:30~16:30(最終入館は16:00まで) ※季節・天候により変更の場合あり |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合開館)、年末年始、メンテナンス期間 |
※情報は2024年5月現在のものです。変更されている場合がありますので、訪問の際は事前にご確認ください。
藤城清治さんとは?
日本を代表する影絵作家として広く知られ、国内外で高い評価を受け続けている藤城清治先生。
一度見たら忘れられない美しい影絵作品は、皆様どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
独創的な影絵があまりにも有名ですが、1960年代に大ブームを巻き起こしたカエルのキャラクター「ケロヨン」の原作者としても知られる多彩な芸術作家です。
2024年4月には100歳を迎えた現在も精力的に創作活動を続けておられ、影絵芸術の新たな可能性を示し続けられています。
藤城清治美術館には何がある?
藤城清治さんの作品や資料200点以上を一堂に会した展示室は見ごたえ充分。この美術館の為に作られたという幅6mの巨大水槽を利用した大作は圧巻でした!
メルヘンで幻想的な世界観のイメージが強いですが、被災地をテーマにした重厚な作品等も展示されています。
展示室以外にも、カフェやミュージアムショップ、藤城さん制作の美しいステンドグラスがあるチャペル等もあり、藤城清治ワールドの魅力を存分に堪能できます。
カフェにはこどもも飲めるジュース等もありました。家具も可愛いので必見!
施設配置図(公式サイトより引用)
子連れで楽しむ藤城清治美術館
到着〜緑豊かなアプローチを散策
美術館の前に南ヶ丘牧場に行っていたので、そこから徒歩で移動。南ヶ丘牧場から徒歩15分程です。
緑の中を歩いているとおしゃれな壁と立派な門が出現!ここが美術館の入口でした。
スタッフの方がとっても親切で、素敵な親子写真を撮っていただき、美術館のエントランスまで緑豊かな小径を歩いて向かいます。
高低差のある道の途中には小さな川が流れていたり、まるで森の中を散策しているような気分に。
ステンドグラスが美しい教会や、猫のアビーやカエルのケロヨンのシルエットパネルも点在する贅沢な空間でした!
ちなみに入場料を支払うのは美術館内の受付なので、ここを歩くだけなら無料でも楽しめます。
舗装されているのでベビーカーでもOK!
展示は絵本のような世界観
美術鑑賞を落ち着きのない2歳と楽しめるかが一番心配だったのですが、美しい絵本を見ているような幻想的な影絵作品の数々に娘も心を掴まれたよう。絵本好きな子ならハマると思います!
実際にストーリーになっている作品もあり、絵本の読み聞かせのように一枚ずつお話と一緒に楽しんだりも。
可愛い動物や遊園地等のこどもが好きそうなモチーフも沢山出てくるので、それらを見つけながら鑑賞していくのもおすすめです!
ケロヨンのコーナーもありました!
影絵シアターや映像展示もある
展示室内には実際の影絵劇が見られるミニシアターがあります!これには娘も目をキラキラさせて食いついていました。
劇はもちろん楽しいのですが、セットの裏側が見られるのが面白い!一回目は表から影絵劇を鑑賞し、二回目以降は裏に回って行ったり来たりしながら仕組みを考えつつ見るのが楽しいです。(見ても分からないものがほとんどでしたが、、)
映像が流れていたり、床面にプロジェクションマッピングが投影されていたり、水を使った演出があったりと様々な工夫を凝らした展示があるので、こどもでも飽きずに楽しめると思います!
ショップでおみやげを購入
展示を楽しんだ後は、カフェ併設のミュージアムショップでお土産を購入。ポストカードやポスター、絵本等もありました。
展示室内で見て印象的だった影絵作品のポストカードを、娘に選んでもらって何枚か購入。今日の記念に!
アプローチの散策含め滞在時間は1時間半程度でしたが、娘と一緒に感性を刺激する豊かな時間を過ごすことができました。
2歳のお気に入りはこれ!
思っていたより楽しめた子連れ美術館でしたが、その中でも2歳娘が特に気に入っていた場所やものをまとめてご紹介!
あまり時間がなかったり、こどもが楽しめるかどうしても心配という方は、ここだけピンポイントで行ってもいいかもしれません!
上2つは無料エリア内です!
シルエットパネル探し
入口付近から猫のアビーのシルエットパネルを見つけて大興奮!
その後も散策しながら、アビーやカエルのケロヨンのシルエットパネルを探しては「いたー!」と大盛り上がりでした。
2歳娘(身長89cm)より少し大きい位のサイズ感で、並ぶととっても可愛かったです。
教会のステンドグラス
ステンドグラスが何か良く分かっていなくても、キラキラして美しいものはやっぱりこどもも大好き!
「ノアの箱舟」を表現したステンドグラスがあるのですが、よく見るとお馴染みの猫やカエルも乗っていて、しっかり藤城先生ワールドの世界観になっています。
娘もお気に入りの動物を探してみたり、カラフルな光の下に入ってみたりと自分なりの楽しみ方で堪能していました。
幅6mの大作「魔法の森に燃える再生の炎」
この美術館のメインとも言える作品で、横幅6Mの巨大水槽を利用した大作影絵。展示室の一番奥にあるのですが、これはもう絶対に見るべき!
圧倒される程の迫力と、息を飲む幻想的で精巧な美しさに感動しました。東日本大震災からの復興を表した作品だそうです。
作品の意味は分からずとも、2歳にもその凄さは十分に伝わったようでじっと見入っていました。
影絵シアター
上の章でも触れましたが、シアターでの影絵劇は大のお気に入り!何度も繰り返し鑑賞しました。
表から見る影絵劇を楽しんだのはもちろん、裏側にあるセットの装置にも興味津々で、不思議そうに真剣な顔で眺めている様子が微笑ましかったです。
床のプロジェクションマッピング
展示室の暗さを生かしたプロジェクションマッピングの演出もあり、娘は床への投影を特に気に入ったようです。
床に水たまりが出来るような映像だったと思うのですが(うろ覚えですみません、、、)、映像を追いかけながらデジタル水たまり遊びを楽しんでいました。
ここだけちょっと注意!
ベビーカーのアクセスが難しい場所がある
中2階のようなところにアトリエの再現展示があるのですが、アクセスはらせん階段のみです。
私たちはベビーカーを一旦下に置いたまま見に行きました。
創作の光景が垣間見れる興味深い空間だったので、余裕があれば歩きか抱っこでぜひ!
展示室全体が上から見られるのも面白いです!
展示室内が暗め
作品の性質上、展示室はずっと薄暗いです。
慣れれば問題ない程度の暗さかと思いますが、娘は最初少し怖がっていました。
逆に暗いからこそ楽しめる演出(プロジェクションマッピングやシアター)もあるので、そこまで行けば一気にテンション上がると思います!
順路に迷う(方向音痴限定)
展示室の入口出口は同じなので、一番奥まで行ったらまた同じ道を戻って来ることになります。
なので順路を示すサインがないです!
もちろん入口でちゃんと案内図をもらえるんですが、私は極度の方向音痴なので、小部屋のようになっている場所を覗いたり、娘のペースに合わせて作品を見ていたら、順路が分からなくなりました。。。
私のような方向感覚に自信のない方は、適当に進むのではなく最初にマップを見て全体を把握することをおすすめします!
おわりに
こどもから大人まで楽しめて、娘の美術館デビューにもぴったりだった藤城清治美術館。
感性を刺激される本当に素敵な場所だったので、子連れで那須に行かれた際にはぜひ行ってみることをおすすめします!
今回は娘が気に入るもの優先で鑑賞した為ゆっくり見られなかった作品もあり、成長と共により深く楽しめる場所だと思うので、また娘と訪れたいと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
コメント
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